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2026.9.12
住宅の断熱性能には、いくつかの等級があります。
その中で、ERBENが標準仕様としているのが、
断熱等性能等級7。
現在の住宅性能表示制度における、断熱性能の最高等級です。
もちろん、鹿児島だからといって、すべての住宅に等級7が必要なわけではありません。
地域ごとに国が定めた省エネ基準があり、それを満たせば住宅として必要な基準をクリアできます。
住宅の性能によっては、国の補助制度の対象になることもあります。
では、なぜERBENは、そこからさらに上を目指すのでしょうか。
「7でなければならないから」ではありません。
私たちが、7という性能に意味があると考えているからです。
① 毎日の暮らしにかかるお金を考える。
断熱性能を高めると、住宅の外へ逃げる熱を抑えやすくなります。
国の資料でも、等級7相当の高い断熱性能は、より低い等級と比較して暖冷房エネルギーを大きく削減できる水準として示されています。
ただし、ここで大切なのは、
「断熱材をたくさん入れれば、それで終わり」ではない
ということです。
等級7を実現するためには、相当量の断熱材が必要になります。
そして、断熱材を厚くするだけではなく、
どこに、どう納めるのか。
断熱材が入りにくい場所をどう処理するのか。
熱橋をどう抑えるのか。
窓や屋根、床などを含めて、建物全体をどうつなげるのか。
こうした細かな設計と施工が重要になります。
つまり、**「断熱材の厚さ」だけではなく、「断熱をどう完成させるか」**が大切です。
きちんと設計・施工された高断熱住宅であれば、少ない暖冷房エネルギーで室内環境を維持しやすくなります。
ERBENが目指しているのも、単に「等級7という数字を取った家」ではありません。
一年を通して、少ないエネルギーで快適に暮らせる家。
そのための等級7です。
② 家を「長く使う」という考え方。
もうひとつ、私たちが大切にしているのが、住宅の耐久性です。
家の骨組みである構造躯体にとって、雨水や結露、湿気などは劣化の大きな要因になります。
国土交通省も、木造住宅の長期的な耐用性を確保するためには、湿気処理や構法上の工夫などによって、木材の腐朽や蟻害などを軽減することが重要だとしています。
だからこそ、私たちは断熱性能を「冬に暖かい」「夏に涼しい」だけの話だとは考えていません。
家の中の温熱環境を整え、構造躯体を長く良い状態に保つ。
そのためのひとつの考え方として、断熱性能を高めています。
もちろん、断熱等級7だけで80年、100年の耐久性が保証されるわけではありません。
耐久性には、構造、雨水対策、湿気対策、防腐・防蟻、施工、そして定期的な維持管理など、さまざまな要素が関係します。
だからERBENでは、断熱性能だけではなく、「長く住み続けられる家」という視点で住宅全体を考えています。
③ そして、私たちが注目している「資産価値」。
ここは、ERBENが不動産も扱っているからこそ、特に気になる部分です。
今の中古住宅市場では、築年数が経過した戸建住宅の建物価値が低く評価されることがあります。
実際、国土交通省も、築20〜25年程度で建物の市場価値を一律にゼロとするような従来の慣行を問題としてきました。
一方で現在は、
耐震性。
省エネ性能。
劣化対策。
維持管理の状態。
住宅履歴。
こうした**「その家がどのようにつくられ、どのように維持されてきたか」**を評価する方向へ少しずつ変わっています。
では、10年後はどうでしょう。
20年後は。
30年後は。
今はまだ中古市場で数が少ない、非常に高い断熱性能を持った住宅が、将来、当たり前のように市場へ出てくるようになったら。
そのとき、
「築年数」だけで家の価値を判断する時代ではなくなっているかもしれません。
「どんな性能の家なのか」
「どんな状態で維持されているのか」
「どれだけ快適に、省エネルギーで暮らせるのか」
そうしたことが、住宅の価値として評価される時代が来る可能性があります。
私たちは、そこに注目しています。
「7」は、数字のためではない。
断熱等性能等級7。
確かに、最高等級という言葉には分かりやすい魅力があります。
でも、ERBENが7を標準にしている理由は、
「最高だから。」
それだけではありません。
毎日の光熱費を抑えやすくすること。
一年を通して快適な室内環境をつくること。
住宅を長く使うための性能を考えること。
そして将来、
「性能の高い家を建てておいてよかった」
と思っていただける可能性を残すこと。
その先にあるのが、断熱等級7だと考えています。
今の家づくりだけを見るのではなく、
10年後。
20年後。
30年後。
その家で暮らしている未来まで考える。
だからERBENは、断熱等性能等級7を標準仕様としています。
最高等級だから選ぶのではなく、
その先にある暮らしまで考えて、7を選ぶ。
それが、ERBENの考え方です。

